あたたかい別れ。

今の会社のすごいすごい好きだった上司が
昨日までで退社してしました。


この人、労働許可がおりるまで３ヶ月待った時、
外人局に電話をかけて
　「外国人一人の生活ならどうなってもいいとでも思ってんのっ！？」
って言ってくれた人で、私はそれからずっとこの人にベタ惚れでした。
女性ですが。。


”石野原を耕す人”っていう意味の苗字にぴったり合うような、
芯の強い、顔もキツい人だけど、
相談事に親身になってのってくれたり、
私たちが言うことにもじっと耳を傾けてくれる、
それはもうすばらしい上司でした。

職場ではみんな上司の悪口とか言いたい放題なのに、
この上司を悪くいう人は全くいなかったという、
とにかくすごい人でした。


突然の退職の知らせにみんなショックで、
私もここ何日か悲しい日々を送ってました。
退職の本当の理由は誰も知りません。。




そして昨日、ちょっとした送別会がありました。

この上司を前にすると、緊張のあまり言葉が出てこない私。
送別会という場でまともに喋れるわけがないと思い、
伝えたいことをカードに書いて送ることに。

カフェで悩み悩むこと一時間半、
カードいっぱいきちきちに言葉をつめこみました。

会場に着くと、何人かの同僚とその上司が
コーヒー片手におしゃべりしてて、
私の姿を見つけた上司はテーブルから大きく手を振って
ぱちぱちした笑顔で迎えてくれました。
一方私はかちんこちんに緊張して、挨拶もままならない有様。。

時間が経つごとに緊張もとけてきて、
一言二言話すこともできたけど、
やっぱりカードを書いといてよかったです。
渡したらすぐ開けて読まれて、ちょっと気まずかったけど
喜んでくれてました。


会社辞めたらもう二度と会えないような気がしてたけど、
ハンブルクに残るし、たまに遊びにくるねって言ってくれて
ここ数日の悲しい気持ちがふっと軽くなりました。



送別会もおひらきになり、
また近いうちにねってハグでお別れ、
悲しかったけどなんだかあたたかいお別れでした。
言いたかったこと、伝えたかった気持ちを
ちゃんと言葉にできたのも、悔いが残らなくってよかった。。




明日仕事に行ってももう彼女はいないんだなぁ。
ヘンな感じ。
またいつか、こんなカッコイイ上司と巡り会えるかなぁ。